USB接続でノートPCでも使えて、2.5Gbps以上の速度が出る有線LANアダプタの紹介です。
USB接続できる有線LANアダプタは、探せばありますが、
マルチギガビットイーサネット(1Gbpsを超える速度)に対応する商品は少数です。
今回は、eo光・NURO光・au光などの5ギガや10ギガの超高速回線でも使える2.5Gbps、5Gbps対応のUSB接続できる有線LANアダプタを紹介します。
2.5Gbps/5GbpsのUSB接続できる有線LANアダプタが必要な理由
2.5Gbps/5GbpsのUSB接続できる有線LANアダプタが必要な理由は、インターネットの超高速回線に対応するためです。
わたしはeo光の10ギガコースに入っています。
ただ、光回線のスピードは速くなりましたが、実測500Mbps程度で、超高速は実感できていません。
回線のスピードが上がらない理由は、パソコン側の問題です。
わたしが使っているノートPCはLENOVOのThinkPadX270です。
Core i7でSSD256GBの高性能なパソコンですが、10ギガの速さを体感するには、ネットワークの性能が足りません。
そこで、ノートPCでも早さを実感するため、無線LANアダプタか有線LANアダプタの性能を上げることを考えました。
無線LANアダプタの性能アップ!最大1.3Gbps
まず、無線LANアダプタの性能アップです。
無線LANの規格で一番速いのは、IEEE802.11ax(Wi-fi6)です。
ただ、USB接続の無線LAN子機で、Wi-Fi6に対応している商品はありません。
そこで、考えられるのが、規格として2番目に速いIEEE802.11ac対応の無線LANアダプタです。
11acの最大通信速度は、規格上最大6.9Gbpsです。
ただ、規格上の速さであって、実際はそんなに早くありません。
商品として、一番速いのはTP-LinkのArcher T9UHで、1300Mbps(1.3Gbps)。
現状、無線LANアダプタなら、このスピードが最速です。
有線LANなら最大10Gbps超えも可能
有線LANなら10Gbps超えも可能です。
USB接続の有線LANアダプタなら、2.5Gbps、5Gbps、10Gbpsに対応する商品があります。
まず1Gbpsの有線LANアダプタなら、1400円程度で購入できます。
2.5Gbps以上の商品は値段が高くなります。
2.5Gbpsで4000円程度、5Gbpsのものは1万4000円、10Gbpsのものは2万5000円です。
インターネット回線の超高速を実感するなら、これらの商品が必要になります。
USB接続できる有線LANアダプタ(2.5Gbps対応)
2.5Gbpsの速度で、USB接続できる有線LANアダプタには下記の商品があります。
プラネックスコミュニケーションズ マルチギガビット有線LANアダプター USB-LAN2500R
プラネックスコミュニケーションズ USB-LAN2500R、マルチギガビットというブランド名で発売されています。
かなり早くから発売されている老舗の商品。
値段も3791円とお手頃です。(2023/8/29調べ)
メーカーの公式サイトはこちら
https://www.planex.co.jp/products/usb-lan2500r/
Plugable USBC-E2500 有線イーサネットアダプター 2.5Gbps ネットワーク対応
Plugableというメーカーの2.5Gbps対応の有線LANアダプターです。
メリットは、普通のUSB3.0(Type-A)とType-Cの両方対応というところ。
両方対応でも、価格は3580円(2023/8/29調べ)と抑えめです。
amazonのレビューがあり、星5が2つ、星2が1つと良い感じ。
英語のレビューですが、星2の内容は、パソコンのCPUが遅いので速度が出なかったという内容なので、この製品の文句ではありません。
Realtekのチップセットも使ってますし、問題なさそうです。
メーカーの公式サイトはこちら
https://plugable.com/ja/ja-products/usbc-e2500/
UGREEN USB C LAN アダプター USB Type C to RJ45(Type-C専用)
香港のUGREENというメーカーからも2.5Gbpsの有線LANアダプターがあります。
Type-C対応の有線LANアダプターで、2.5Gbps対応。
値段が3599円と安いところが良いですね。(2023/8/29調べ)
Type-C対応なので、MacBook、iPad Pro、Dell、Lenovo、HP XPSなどのthunderboltに対応したPCでも使えます。
プラネックスよりも安いので、価格重視ならこの製品ですね。
Club3D USB 3.2 Gen1 Type A to RJ45 2.5Gb(Type-C専用)
Club3Dからも2.5Gbpsの有線LANアダプターがあります。
Club3Dは、オランダの周辺機器メーカーです。
Club3DのLANアダプタのメリットは、Type-Cにも対応すること。
USB3.0ポートがなくType-Cのみという人はこちらも良いかもしれません。
USB3.0のType-AでAmazonで5,800円、Type-Cが6,100円です。(2020/6/27調べ)
ただ、Amazonのレビューを見ると、ドライバが8cmのCD-ROMで提供されるとのこと。
CD-ROMなしのノートPCの私にはきつそうです。
メーカーの公式サイトはこちら
https://www.club-3d.com/en/detail/2467/usb_3.2_gen1_type_a_to_rj45_2.5gbps/
BUFFALO 有線LANアダプター チタニウムブラック 2.5GbE対応 USB 3.1 (Gen1)
最近発売されたのがバッファローの有線LANアダプタです。
値段は6,300円と、他と比べて高いのですが、メーカーブランド的には、安心感があります。(2020/6/27調べ)
メーカーの公式サイトはこちら
https://www.buffalo.jp/product/detail/lua-u3-a2g.html
USB接続できる有線LANアダプタ(5Gbps対応)
5GbpsでUSB接続できるLANアダプタは下記です。
プラネックス マルチギガビット有線LANアダプター USBC-LAN5000R※USB Type-C対応
プラネックスから5Gbps対応のLANアダプターが発売されています。
マルチギガビットの有線LANの5Gbps対応版、USBバスパワーで、USB Type-C対応です。
対応機種は
・USB 3.1 Gen1 Type-Cコネクタを搭載したWindows PC
・USB 3.1 Gen1 Type-Cコネクタを搭載したMacBook/MacBook Air/MacBook Pro/iMac/iMac Pro/Mac mini
・iPad Pro
※Nintendo Switchには非対応です。
メーカーの公式サイトはこちら
https://www.planex.co.jp/products/usbc-lan5000r/
QNAP USB 3.0 to 5GbEアダプター QNA-UC5G1T
希少なUSB接続できる5GbpsのLANアダプターがQNAPから発売されています。
QNAPは業務用も含めた高速のNASを作っているメーカーで、信頼度はあります。
メーカーの公式サイトはこちら
https://www.qnap.com/ja-jp/product/qna-uc5g1t
USB接続できる有線LANアダプタ(10Gbps対応)
10Gbpsで接続できる有線LANアダプターは5Gbpsですが2つあります。
10Gbps対応となるので、USB3.0では最大5Gbpsの通信速度なので、
最大10Gbps対応のType-CのThunderboltを使用する商品となっています。
ですので、Type-Cに対応するパソコンが必須です。
ちなみに、Nintendo Switchには、Type-Cポートがありますが、爆速になるんですかね?
QNAP Thunderbolt 3 to 10GbEアダプター QNA-T310G1T
5Gbpsで紹介したQNAPの10Gbpsバージョンです。
10Gbpsで接続するので、USB3.0ポートではなく、高速なThunderbolt3 Type-Cで接続します。
Amazonでは、SFP+アダプターの製品もありますが、こちらはNAS用なので、QNA-T310G1Tを選びましょう。
価格は、Amazonで30,015円です。(2020/6/27調べ)
メーカー公式サイトはこちら
https://www.qnap.com/ja-jp/product/qna-tb-10gbe
OWC Thunderbolt 3 10G Ethernet Adapter
OWCからも10Gbps対応のUSB接続の有線LANアダプターが出ています。
こちらも高速のType-CのThunderbolt3を使って接続するタイプ。
QNAPより安くamazonで25,300円です。(2020/6/27)
メーカー公式サイトはこちら
https://www.owcdigital.com/products/thunderbolt-3-10g-ethernet-adapter
GIGAZINさんにレビューもあります。
USBでノートPCに爆速10Gbpsをつなげる「OWC Thunderbolt 3 10G Ethernet Adapter」レビュー
2.5Gbps以上ならLANケーブルはカテゴリー6Aを!
2.5Gbps以上のLANアダプターを使うのであれば、LANケーブルにも注意しましょう。
LANケーブルにもスピードがあり、普通のLANケーブルでは、速度が制限されます。
2.5Gbps以上に対応するLANケーブルは、カテゴリー6A(CAT6A)のものです。
少し、値段は高くなりますが、LANケーブルにも注意が必要です。
まとめ
USB接続できる高速のLANアダプターを紹介しました。
2.5Gbps対応のものから、最大10Gbpsのものまで紹介しています。
10Gbpsになると、2万超えなので、手が出しづらくなりますが、速度を体験してみたい気もします。
今後、インターネットの回線も高速が進めば、これらの商品の値段も下がってくると思うので、待ってもいいかもしれません。
来年あたり、スマホの回線も5G対応が増え、無線LANの方も進化しそうです。
iPhone11から11axに対応しているので、自宅のWi-Fiでは1Gbps超えも可能かもしれません。
ただ、今のところは、スピードを求めるなら有線LANです。
もともとeo光の10ギガコースも自作PCに10Gbps対応のネットワークカードをつけたものを想定しています。
ascii.jpにeo光の10ギガコースの記事がありますが、そこでは8Gbpsくらいのスピードが出ています。
ASCII.jp×デジタル:関西在住者必見「10ギガ」の「eo光」はどのくらい速い?
わたしも2.5Gbpsの有線LANを試してみようと思っています。