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映画「タイム・マシン 80万年後の世界へ」1959年版を見ました

映画「タイムマシーン」1959を見ました

1959年版の映画「タイムマシン 80万年後の世界へ」を見ました。

見ようと思った理由は、うちの次男。

昔の映画好きで、「宇宙大怪獣ギララ」「ガンマー第3号宇宙大作戦」「吸血鬼ゴケミドロ」「昆虫大戦争」など東映の特撮ものや、洋画では、「キングコング」(1933年版)、「海底2万マイル」(1954年版)なども見ています。

タイムマシンは、講談社 青い鳥文庫の小説を読んで、見ようと思ったみたいです。

一緒にしっかり見ていたわけではないのですが、設定の斬新さにはまりました。

タイムスリップものは、バックトゥザフューチャー、ターミネーターなどの名作映画があります。

その元祖ともいえる1959年版のタイムマシンの感想を書きたいと思います。

映画「タイムマシン 80万年後の世界へ」のあらすじ


1959年の映画「タイムマシン 80万年後の世界へ」は、SF作家の元祖とも言えるHG・ウェルズの小説を再現したSF映画です。
HGウェルズは、「宇宙戦争」「透明人間」などの原作者です。

そのあらすじは・・・

舞台は1899年のロンドン。発明家のジョージは、タイムマシンを発明。
友人に紹介したあと、自ら乗り込み、時間旅行に出発します。

第一次世界大戦の1917年、ロンドンに原子爆弾が落とされる1966年に行った後、
原子爆弾の爆発から逃れるためたどり着いたのは、80万年後の世界。

その未来の世界は、ただ優雅に生きているだけのイーロイがいる桃源郷。

楽しく暮らしているように見えたものの、実際は、モーロックという地底人に支配されていました。

ジョージは、イーロイのウィーナという女性と仲良くなりますが、
ウィーナが地底に連れていかれたことで、彼女を助けるために地底へ。
そこで見たものは、驚きのモーロックの姿と目的で・・・

映画に登場するタイムマシンが斬新

この映画に出てくるタイムマシンは、なかなか斬新です。

相対性理論が発表される前の時代で、デジタルの概念がない時代。

コンピューターがないので、ダイヤル式のタイムマシンです。

バックトゥザフューチャーの影響で、タイムマシンは車だったり、乗り物のイメージがあります。

でも、この映画のタイムマシンは、据え置き型のマシン。

時代を進めると、タイムマシン自体は動かず、周りの景色だけが、未来や過去に変わっていきます。

自分は動かず、周りだけが変わる。

昔の技術でSFを表現するためにそうしたのかもしれません。

いわゆるタイムマシンに慣らされた私にとって、逆に新しく感じました。

80万年後の世界とは

タイムマシンという映画なので、どの時代に行くんだろうと思いましたが、まさかの80万年後でした。

今のタイムマシンものなら、近未来や、過去に行くきます。

でも、HG-ウェルズは、誰もが想像できない80万年後を選びました。

すごい発想です。

この映画、小説で描かれる80万年後は、高度に進んだ人類の世界ではなく、技術も文化もない自然の姿。

楽しく生きているが支配されているイーロイと、怪物のような姿だが支配者のモーロックという設定もなかなかです。

なぜ、そうなったかという設定も、1959年の時代に合ったもの。

わたしの息子が見ていた日本の同時代の特撮も、バッドエンドが多めでした。

東西冷戦の時代、世界的に行き着く先は、バッドエンドしかなかったんだと思います。

映画「タイムマシン 80万年後の世界へ」の感想

ちゃんと見たのは、後半の80万年後の未来に行った後からでしたが、設定の斬新さに引き込まれました。

同じ時代の作品としては、猿の惑星に通じるような設定です。

最終的に、主人公のジョージがある選択をするのですが、その選択も今の時代なら、それでOKとなるのか?という感じです。

映画「タイムマシン」2002年版

わたしは後で知ったのですが、ガイ・ピアースが監督した2002年版のタイムマシンもあるようです。
amazonのレビューは7件しかないのですが、まさかのすべて星5つとかなり良作のようです。
→映画「タイムマシン」2002年版をプライムビデオで

タイムマシンをディカプリオがリメイクへ!

このタイムマシンですが、レオナルドディカプリオが製作の権利を握り、リメイクされるようです。

ディカプリオ&アンディ・ムスキエティ監督「タイムマシン」を再映画化
https://eiga.com/news/20181111/5/

監督は、「ITイット‟それが見えたらおわり”」でヒットを記録した監督のようです。
このアンディ・ムスキエティは、進撃の巨人のハリウッド実写化の権利も手に入れたとか・・・
タイムマシンをどんな風にリメイクするのか楽しみです。

まとめ

タイムトラベルの映画は、バックトゥザフューチャーをはじめとして良作が多く、
今になっても、タイムリープなど違う設定で、新しく映画がつくられています。

その中でも、「タイムマシン 80万年後の世界へ」は、タイムトラベルの元祖とも言える作品です。
特撮映像は、昔の設定ですが、その発想や考え方は、引き込まれます。

タイムトラベルものがお好きな方は、教科書とも言える作品なので、見てはいかがでしょうか?

→「タイムマシン 80万年後の世界へ」をamazonで