イルミネーションの新作、ペット2を見てきました。
前作「ペット」がすごい人気で、その続編。
3年たっての新作ですが、期待どおりの面白い作品でした。
ミニオンズを作っている会社の続編で、子ども向けと思われがちですが、
大人も感動できる映画。
というか、子どもはかわいい動物たちの姿で、笑って楽しめますが、
子供を持つ親は、子供が巣立つ姿に、心が温かくなる、泣ける映画でした。
ペット2のあらすじ
ペット2ですが、前作は、「飼い主がいない間にペットはどうしてる?」がテーマで、
コミカルな動物たちの生態が魅力の映画でした。
今回は、大きなテーマは、「親子愛」「過保護」がテーマ。
ストーリーも意外にしっかりしていて、3つのお話が同時進行で、最後に一つになる見ごたえのある内容です。
ペット2の予告も、しっかり3つ。
マックスが主人公で、農場生活がメインのマックス編
ギジェットが猫になるギジェット編
前作では敵のウサギのスノーボールがヒーローになるスノーボール編
があります。
ケイティに子供リアムが誕生!マックスが親代わりに
ペット2も主人公は、テリア系雑種の小型犬のマックス。
前作で一緒になった大型犬の雑種犬のデュークとは、良き相棒となり、飼い主のケイティと仲良く生活を続けていました。
楽しい生活を続けていましたが、ケイティがチャックと運命的に出会い、息子のリアムが生まれます。
ケイティの愛情がリアムにうつり、とまどうマックスですが、
かわいいリアムに、マックスの心に親心が芽生え、リアムを守りたいという気持ちが芽生えます。
ただ、それが行き過ぎて心配性で、首をかきむしるようにります。
ケイティは、マックスをリラックスさせることもあり、おじさんが経営する農場へ。
そこで、マックスは、孤高の牧羊犬のルースターと出会います。
都会犬のマックスは、自然いっぱいの農場暮らしに慣れない中も、ルースターにいろいろなことを教えられて・・・
ポメラニアンのギジェットが‟ミツバチ君”を助けるためにネコに!
マックスの彼女ことポメラニアンのギジェット。
マックスから、家族旅行中に、大事なおもちゃの‟ミツバチ君”を預かります。
大事にしていたのですが、うっかり猫だらけの部屋に落としてしまいます。
ミツバチ君をうばい返すため、クロエに猫になる特訓を受けます。
ウサギのスノーボールがスーパーヒーローになり、ホワイトタイガーのフーを助ける
前作「ペット」では、悪役だったウサギのスノーボール。
捨てられたペットだった彼も、今は愛情いっぱいの飼い主を見つけて、楽しく暮らしています。
スノーボールがはまっているのがヒーローになること。
飼い主が作ってくれたスーツで、キャプテンスノーボールに変身します。
そこに現れたのがシーズーのデイジー。
旅行中に、サーカス団にとらえられたホワイトタイガーのフーを見たデイジーは、
スノーボールに、ホワイトタイガーの救出を依頼します。
フーの救出に成功するスノーボールですが、
悪徳サーカスの団長セルゲイは、忠実な部下のオオカミにフーを奪い返すことを命じます。
ペット2の見どころ
ペット2は、上映時間92分であっという間に終わり、全部見逃せない中身のつまった映画です。
ずっと笑えて、最後にホロっと来る、全部がみどころみたいな映画ですが、
わたしが、心に残ったみどころを3つ紹介します。
3つのストーリーが一つになる脚本
あらすじのところで紹介しましたが、ペット2は3つのサブストーリーが最終的に一つになるよく練られた脚本です。
メインストーリーは、ホワイトタイガーのフーを助ける話。
そうなるとスノーボールが主人公になりそうですが、
やっぱり主人公はマックスです。
心配性で、どちらかというと意気地なしのマックスですが、
農場生活で、一匹で、牛や羊の世話をするルースターに、
犬としての勇気や本能、自信を学びます。
マックスの彼女のギジェットはどちらかというとコメディパート。
猫にコスプレして、猫だらけの部屋に飛び込む彼女。
そこにいるのは、たくさんの猫と猫おばさん
猫おばさんがいいですね!
基本、子供向けの映画なので、裏切らない良いストーリー展開が気持ちいいです。
息の合った声優陣、バナナマン設楽と日村に、英語版はハリソンフォード
ペット2は声優も秀逸です。
マックスはバナナマンの設楽で、相棒のデュークがバナナマンの日村。
当然ですが、二人の掛け合いは完璧です。
ウサギのスノーボールは、ばいきんまん役でおなじみ中尾隆聖さん
コミカルさが完璧
ギジェットは、沢城みゆきさん、峰不二子やクラピカ、ワンピースのプリン役など、
かわいい声でおなじみ。
ギジェットに猫のふるまいを教えるのは、クロエ、声優は永作博美さん
すっごく大人の猫を演じますが、
マタタビでいっちゃったり、結構、笑えます。
孤高の牧羊犬には、内藤剛志さん
刑事役でおなじみの俳優さんですが、
マックスを導く、落ち着いた感じが良いですね。
ちなみに英語版では、ルースターはハリソンフォードが演じています。
マックスの父親代わりみたいな役柄がぴったり。
英語版は、ほとんどの役をコメディアンの人が演じていて、
字幕で見ると、英語の勉強になりそうです。
子供は笑えて、親は泣ける
ペット2は、子供向けの映画ですが、子どもを持つ親が見ると、ちょっと印象が変わります。
今回、マックスは、ケイティにできた息子のリアムに一方的な親心を抱きます。
リアムを守ってあげないといけないと!
そう思うと、気が気でなりません。
小さい子供は、後先かまわず、外に出れば走り出すし、すぐ迷子に・・・
そんなことから、心配性になるんです。
で、ルースターに、そんなに心配しないでいいよ!自信を持ちな!と教えられます。
そして、最後、ずっと一緒にいたリアムが幼稚園に行くことになります。
初めての幼稚園に行くときは、親にとってなんとも言えないところです。
わたしも、息子と一緒に見たのですが、幼稚園にはじめて行った時のことを思い出しました。
子供は普通なんですが、行くところを見てる親は気が気でなりません。
心配しても幼稚園の先生にまかせるしかないのですが、それでも・・・て感じです。
そう思ってみていると、映画のなかでも、ケイティとチャックが泣いてるんです。
この演出、良いですよね。
ずっと親子で笑って見れるんですが、最後は、親だけ泣かされますね。
ミニオンのキャンプで爆笑大バトルも上映
ペット2ですが、同時上映で、同じイルミネーションの「ミニオンのキャンプで爆笑大バトル」も上映されます。
短い短編ですが、なかなかの出来です。
内容は、グルーの3人娘のマーゴ、イディス、アグネスがガールスカウトでもらってきたバッジに憧れるミニオンたちが、
バッジをめぐって大奮闘するお話です。
ま、ミニオンズたちなので、ドタバタです!
ミニオン好きにもおすすめです。
まとめ
ペット2は、子供と一緒に楽しく見れる映画です。
映画館で見ても、子供連れが多かったですし、
小さい子供がキャッキャッ、言って見ていました。
でも、最後の演出にやられました。
子供はなぜ泣くの?
みたいな顔をしていますが、親だから分かるところです。
ペット2は、親には来るものがある良い映画です!