警部補ダイマジンでは、雑賀・台場・平安の三人が、それぞれの方法で、秘密結社44のトップに近づく様子が描かれました。
そして、秘密結社44の次の目的も・・・
10巻では、9巻の巻末に載っていた「帝国ADがチョコンと油を注げば・・・」から続く、44がたくらむ日本の終焉へのシナリオが描かれます。
(2024/12/06 06:19:08時点 Amazon調べ-詳細)
警部補ダイマジン10巻のあらすじ
44のトップが誰かを探る雑賀、台場。
雑賀は駒瀬副官房長官に、台場は帝国ADの警察からの出向組の日下に、それぞれの方法で会い、話を聞きます。
彼らが話したのは、横8(ヨコハチ)の存在。
雑賀は、駒瀬から、近々、44のトップが未曾有の謀略に手を染めること、そして、それが帝国ADにいるナンバー2によって、成し遂げられることを聞かされます。
台場は、日下から、44の目的、そして、横八からの気になるメール、金星だとか火星だとかのワードの話を聞きます。
台場は、この話を平安に聞かせます。
平安は、44は、自分たちが過去に行った未解決事件を模倣したテロを行っている。
金星号事件も彼らの仕業で、それと同じようなことを起こそうとしているのかもと・・・
一方、タイでは、山下総理暗殺の主犯だった細山田が、武器商人と密談をしています。
金星号事件を模倣としたテロ、その標的とされる人物は、日本人の誰もが知る最重要人物だったのです。
警部補ダイマジン10巻の感想
公安にある機関「横8・∞・横ハチ」
駒瀬副官房長官、帝国ADに出向している日下の口から出てきた言葉が横ハチです。
八を横にすると、無限大∞。
公安にある、サクラ、チヨダ、ゼロという機関と同様に、44の暴走を止めるために作られた機関が横ハチとのことです。
日下は、90年代から横ハチだと話しています。
30年以上前から、公安は44の秘密に気づいていたということですね。
ただ、日下の指示どおりに動いたことで、平安は窮地に陥ったりしています。
日下は、横八からの指示通りに動いていると言っていましたが、本当にそうなのでしょうか?
日下が悪か、横ハチは、実際は44か、気になるところです。
金星号事件
平安管理官の口から出たのは、44は、自分たちが過去に行った未解決事件を模倣したテロを行っているという話です。
そこで出てきたのが金星号事件で、これを模倣しようとしているのでは?ということです。
金星号事件は、1952年4月28日のサンフランシスコ条約発効直前に起こった怪事件。
羽田を飛び立った航空機「金星号」が、消息を絶ち、乗客は無事だとのデマは流れたものの、伊豆大島で墜落した姿で発見されたとの話だそうです。
44が狙う次の計画は、飛行機墜落のようです。
金星号事件は、もく星号墜落事故がモチーフのようです。
1952年4月9日に日本航空のマーチン2-0-2型機(愛称:もく星号)が伊豆大島に墜落した航空事故。
日本航空301便として、午前7時42分に、羽田を飛び立ったもく星号は、午前7時59分ごろ伊豆大島上空で消息を絶った。
当時は、暴風雨と濃霧という気象条件。
運賃が非常に高かった飛行機、当時の乗客は、社会的地位の高い人ばかりで、漫談家の大辻司郎や八幡製鐵社長の三鬼隆、日立製作所の取締役や石川島重工の役員ら総勢33名で、全員死亡したとのこと。
ウィキペディアより引用
フライトレコーダー、ボイスレコーダーなどが装着されていなかった時代、客室乗務員以外、すべてアメリカ人で、管制塔も、アメリカ軍のジョンソン基地(入間基地)から行われていたとのこと。
乗客には、元衆議院議員もいたり、裏を考えると、色々考えられそうな事件です。
44が狙う標的とは
金星号を模したテロを狙う44。
山下元総理を監視する44の都丸から、台場は、山下元総理が台湾に行くことを告げられます。
しかも、羽田から行くのではなく、プロペラ機で福岡→台北行きの便で、しかも同行するのは都丸は、駒瀬から飛行機には乗るなと釘を刺されたとのこと。
狙われる相手が分かったことで、44の本当の目的も明らかになります。
なぜこの標的を狙うのか、そこから見えてくるのは、日本を終焉に追い込む44の本当の目的です。
日本を終焉に追い込む44の本当の目的とは
44の本当の目的は、10巻の面白いところです。
ネタバレは良くないと思うので、漫画でしっかり読んでください。
原作のリチャード・ウー先生の、独特なフェイクドキュメンタリーというか、フィクションなんだけどリアリティが溢れすぎる嘘が書かれるのがココです。
この話の前に、平安管理官のスキャンダルが出たり、清家議員が若手議員との会合で、短絡的すぎる考え方を聞くところなどの見どころもありますが、それも伏線でしょうか?
この44の目的、マジで今の日本の状況にあてはまりで怖いです。
アジアの大国が、尖閣近辺をずっとウロチョロしています。
もし何かあったら、世界の警察の大国が、面倒みてくれると、日本人は思っています。
でも、本当にそう?
そうじゃなかったらというフィクションを攻めてくるのが、警部補ダイマジンの怖いところです。
チョコンと油を注げばどうなるのか?
10巻では油を注ぐギリギリ前まです。
11巻はどんなやばいことになるのでしょうか?
まとめ
今回も、ヤバイお話でした。
漫画の話で、フィクションだと分かっているのですが、チョコンと油が注ぐ状況になればと考えさせられます。
このフィクションが当たらないことを、切に祈ります。
(2024/12/06 06:19:08時点 Amazon調べ-詳細)
警部補ダイマジン11巻は、12月発売予定
警部補ダイマジン11巻の発売予定は、12月です。
おそらく月末だと思います。
巻末の予告には、
なすすべもなく
日本はアジアの大国と
戦う運命なのか
と書かれています。
まぁ、こわい!
警部補ダイマジンは漫画ゴラクで連載中。読むならPontaパスがオトク
警部補ダイマジンは、週刊誌の漫画ゴラクで連載中です。
漫画ゴラクは、定価420円、毎週買えば、1680円です。
Pontaパスなら、月額548円で、漫画ゴラクが読めます。
ほかにも、終末のワルキューレが載ってる月刊コミックゼノン、月刊コミックバンチ、グランドジャンプ。
AERA、SPA、FLASHといった週刊誌などの雑誌90誌以上も無料で読めます。
オトクに読むなら、Pontaパスがオトクですよ。
※初回30日間無料