終末のワルキューレ8巻の感想です。
ヘラクレス対ジャック・ザ・リッパーの戦いは、ジャック・ザ・リッパーの勝利。
これで、2対2のイーブンとなりました。
神 | 人間 |
---|---|
〇トール | ×呂布奉先 |
〇ゼウス | ×アダム |
×ポセイドン | 〇佐々木小次郎 |
×ヘラクレス | 〇ジャック・ザ・リッパー |
8巻では、人類代表の伝説の横綱「雷電為右衛門」vsインド神話の「破壊神シヴァ」が登場します。
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終末のワルキューレ8巻のあらすじ【少しネタバレ】
第30話 鎮魂
第31話 第5回戦
第32話 応酬
第33話 百閉
ヘラクレスに勝った、ジャック・ザ・リッパー。
しかし、人類の味方でもあるヘラクレスに、卑怯とも言える手段で勝ったジャックに与えられたのは、賞賛ではなく罵倒でした。
第5回戦の対戦、人類の代表は、大相撲史上最強の力士「雷電為右衛門」。
対戦の前に、食べ物を喰らい、女を喰らい、ベッドで寝る、食欲・性欲・睡眠欲といった欲望の権化の雷電。
彼と合体するワルキューレは、三女のスルーズ。
雷電をも凌ぐ大きさの怪物女のスルーズを、雷電はしっかり受けとめます。
対するは、インドの破壊神「シヴァ」です。
そして、5回戦のガチンコバトルが行われている裏で、神対神の別の喧嘩も行われます。
終末のワルキューレ8巻の感想
終末のワルキューレ8巻ですが、雷電為右衛門の生い立ちと、裏での神vs神+人間の喧嘩がメインになります。
雷電為右衛門の強さ
最強と言われる相撲力士ですが、相撲の技は、総合格闘などのバトルでは、分が悪いです。
そこを終末のワルキューレでは、相撲の技で戦うのではなく、最強の肉体の持ち主ということで、強さを表現しています。
史実によると、雷電為右衛門(本名:関 太郎吉 せき たろうきち)は、信濃国小県郡大石村に1761年に生まれです。
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相撲に関しては、超一流で、通算勝率が0.962%と驚異的な強さで、朝青龍の7連覇を超える9連覇をなしとげます。
強さゆえ、鉄砲(突っ張り)、張り手、かんぬき、鯖折りを禁じ手とされたものの、それでも勝ち続けました。
この漫画では、彼の強さの秘密は、筋肉にあるとしています。
2歳8か月まで立つことができなかった彼。
はじめて立った時、強すぎる筋肉が骨を圧迫、両手、両脚、あばら骨を骨折します。
強すぎる筋肉を抑えるため、彼が使ったのもその筋肉。
筋肉で筋肉を閉める「百閉(ひゃくへい)」で、まともに動けるようになりました。
筋肉の力を抑えつつ、相撲を戦っていたということです。
雷電は、スルーズとヴェルムンドし「超筋外骨締廻」を得ることで、やっと筋肉を解放して、本当の力で戦うことができるのです。
ちなみに、雷電がシヴァに放った最初の一撃は、相撲の技ではなく、ドロップキックです。
バキでも相撲編をやっていますが、同じような解釈をしているのが面白いところです。
人間の味方なのか?釈迦
8巻では、第5回戦の裏の神同士の喧嘩にも注目です。
裏で暗躍するロキが待っていたのは、釈迦です。
ヤンキーファッションの釈迦。
「天上天下唯我独尊」のイメージなのでしょうか?
からむロキ。
彼は釈迦が人間に手を貸しているのでは?との疑いを持ちます。
そこに現れるのは天界処刑人「七福神」。
こちらも暴走族っぽいファッションです。
ちなみに七福神の毘沙門天は、中国では武神とされています。
1対8になる釈迦に対して、人間が加勢します。
登場するのは、佐々木小次郎、近藤勇、沖田総司の剣客。
神にもワルキューレのほかに、人間に味方するものがいる新たな展開が良いです。
まとめ
終末のワルキューレ8巻も熱いです。
原作者の梅村真也さんは、ちるらんと言う新選組の漫画も書いているのですが、そこから沖田総司も参戦します。
漫画同士のコラボがあるってのも、新しい形です。
今回は、力士を神と戦わせるという話。
普通に考えたら絶対に無理なものを、すごい筋肉というところで、同じ土俵にあげる強引さが良いですね。
これからもどう戦うみたいなバトルがあります。
たとえば、ニコラステスラとかです。
これからも、ぶっとんだ設定に、注目です。
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