クロコーチのコンビの新作漫画、「警部補 ダイマジン 1巻」を読みました。
原作:リチャード・ウー、作画:コウノコウジで、クロコーチと全く同じメンバー。
それに、帯の字は、「悪は悪をもって制せるか!!」の文字。
警察ものなので、クロコーチにかぶりにかぶっている話なのですが、
それを逆手に取ったクロコーチ大好きな私でも楽しめた漫画です。
警部補ダイマジンはこんな漫画:あらすじ
「警部補ダイマジン」(原作リチャード・ウー)、第1巻本日発売!
「クロコーチ」に続き、またまた危ない未解決事件の真相暴きに向かいます。 pic.twitter.com/it2rTW1Bct— コウノコウジ KojiKono (@KOJIKONO) 2019年6月28日
↑作者のコウノコウジさんのtwitterの告知です
警部補ダイマジンがどんな漫画かの説明としてあらすじを書こうと思います。
主人公は、ダイマジンというあだ名で呼ばれる警視庁捜査一課の台場陣。
誰もが見上げるほどの大きな体で、武闘派の刑事として恐れられる捜査一課のエース。
冒頭、彼は、元警視監で現在はAMOセキュリティ社長の天羽大を手にかけます。
天羽は、30年間未解決の幼女連続殺人事件の真犯人。
天羽殺害事件の捜査に現れたのが、宝塚の男役のような男前の特命捜査対策班の平安才門管理官。
彼は、台場陣ことダイマジンが、天羽を殺したことを見抜き。
殺したことを言わない限りに、下僕(しもべ)として協力をさせれるようになって・・・
というお話です。
警部補ダイマジンの見どころ
警部補ダイマジンの面白いポイント、みどころは、素早い展開です。
1話目でいきなり、主人公が人殺しをして、2話目でその主人公がしもべにさせられます。
「アラビアンナイト」の「漁師と大魔神」に見立てて話は進みます。
力が強い大魔神と、頭一つで大魔神をしもべにする漁師。
天下を取るためには、知力と暴力が必要と言うのが、漫画によくある設定です。
小栗旬と生田斗真でドラマ化したウロボロスもそうですし、
人気漫画の嘘食いもそんな設定です。
警部補ダイマジンでも、平安は、「台場さんは特命捜査班の暴力装置ですから」という言葉がありますが、
知力と暴力で、悪を裁く、そこが見どころです。
主人公は台場陣ですが、かなりの曲者なのが平安才門です。
彼のすごいところは、かなり頭が切れるだけでなく、自分の命に対してのこだわりがないこと・・・
そして、かなりややこしい過去をもっているところです。
クロコーチと似ているところと違っているところ
クロコーチのコンビの新作で警察ものになると、クロコーチと一緒だと思ってしまいます。
実際とても似ていて、クロコーチ好きならおなじみの某国の話、秘密結社の話、教団の話、日本軍の残党の話が出てきます。
いつものやつ!的な感じで、楽しくもあり、二番煎じか?とも思うのですが、違っている点があります。
それは、クロコーチでは、秘密結社の存在があるのか?ないのか?みたいな謎解きがメインでもあったのですが、
ダイマジンは、当たり前のように出てきて、すぐに敵がその正体を明かします。
それらの存在はありで、特命捜査班の人たちも、みんな知っています。
その状態で、ストーリーが進行していくので、クロコーチの先を行った展開の漫画という感じです。
警部補ダイマジンの試し読み
警部補ダイマジンですが、DMM電子書籍なら、1巻第1話「警部補台場陣の理由」が読めます。
冒頭のあらすじに書いた部分ですが、いきなりの展開でびっくりします。
とりあえず試し読みしたい方はどうぞ
※立ち読みから見れます。
警部補ダイマジンの感想
警部補ダイマジンの感想は、面白い!先が気になる!と、ありきたりですがそんなところです。
クロコーチは、昔の日本で本当にあった事件の裏側の話を、真実なのか作り話なのかわからない感じで見せてくれる面白さがありました。
実際、新幹線内で起きた殺傷事件もクロコーチでも、もしかすると、別にあるテロ事件の陽動作戦では?みたいな視点で見せてくれました。
警部補ダイマジンも、こういう事件の裏側みたいなことが見えてきそうです。
日本は、2020年のオリンピック、2025年の大阪万博とビッグイベントが続きます。
ビッグイベントの裏側には、なにかの陰謀があります。
ダイマジンでは、そんな時事的なこともありつつ、昭和や平成の闇も暴いてくれるのかもしれません。
ま、楽しみですね・・・