生田斗真主演で、2024年5月に映画化が決まったのが、告白(コンフェッション)です。
原作が、カイジの福本伸行、作画が沈黙の艦隊のかわぐちかいじという贅沢なタッグの漫画。
全1巻完結の作品ですが、設定、ストーリーがとても秀逸な作品です。
ちなみに告白、コンフェッションというタイトルですが、
コンフェッションの英語での意味は自白に近いようです。
特に面白いのが最初のページ
聞いてしまった
あいつが・・・
悪いのだ・・・・!!
これがどういう意味なのか!
とても読み応えのある作品です。
(2024/10/10 11:29:16時点 Amazon調べ-詳細)
告白(コンフェッション)のあらすじ
登場人物は二人。
J大学山岳部OBの浅井と石倉です。
二年に一度、尾張山に登ることになとが恒例ですが、この年は、みんなの都合がつかず、実際に登ったのは、浅井と石倉の2人だけ。
しかし、第3山小屋にたどり着く途中、ブリザードに遭い、二人は遭難してしまいます。
しかも、石倉は、途中の事故で、足を骨折し、ろくに動けない状況。
絶対絶命のピンチの中、死を覚悟した石倉は、自分が過去に犯した殺人を告白します。
自分を置いて行けとでも言うのかと、察する浅井・・・。
しかし、その時、彼らの前に、山小屋が出現し、一命をとりとめます。
死ぬことを意識したからこそ、告白した罪。
でも、助かってしまった。
山小屋という密室の中、殺人を告白したものと、告白されたものの、恐怖の一夜がはじまります。
告白(コンフェッション)のみどころと感想
助かってしまったという秀逸な設定
告白の一番面白いところは、殺人の告白をしたのに助かってしまうという秀逸な設定です。
マンガ沼というテレビ番組で、かまいたちの山内さんが、コントのような設定と言っていました。
確かに、ちょっと視点を変えれば、笑ってしまう展開です。
でも、かわぐち先生の絵の力もあり、重厚なサスペンスホラーになっています。
死を覚悟したからこそ、最後に良いことをしようとした人間が、助かりそうになったことで、悪に堕ちる。
すごい設定です。
密室で繰り広げられる怖い夜
遭難したもの同士、山小屋では、助け合わないといけないはずです。
でも、その前の告白で、助かったという安堵が、一転し、疑念の夜に変わります。
口火を切るのは、一本の電話。
山小屋で繰り広げられるバトルというか、だまし合いは、面白いです。
映画になっても、面白くなりそうなのはこの部分だと思います。
冒頭のセリフ
全部読んで、思わず唸ったのがが、冒頭のセリフです。
聞いてしまった
あいつが・・・
悪いのだ・・・・!!
このセリフ、もう一度、最後に出てきます。
これが何を意味するか・・・。
一気に読めて面白いのですが、最後にひっくり返ります。
福本先生にしてやられる漫画です。
映画「告白 コンフェッション」※2024年5月公開
この漫画は、2024年5月に、実写映画として、公開されます。
主演の生田斗真で、浅井啓介役。
W主演のもう一人が、登場人物の設定が変わりますが、韓国人留学生リュウ・ジュン役が、ヤン・イクチュンで、漫画の石倉役ですね。
生田斗真さんは、土竜の唄などでおなじみ。
ヤン・イクチュンさんは、ネットフリックスの地獄がよんでいるのチン・ギョンフン役のほか、岸善幸監督のあゝ、荒野 にも、出演されています。
監督は、山下敦弘さん。
作風は違いますが、カラオケ行こ。の監督さんです。
面白そうです。
まとめ:ストーリーに驚いてほしい
実写映画の予告編のコメントに、決まずすぎて笑ったって、ありました。
とにかく決まずい状況ですが、そこが面白くもあり、怖いです。
浅井と石倉の対比がとても面白く。
告白するものと、されたもの。
強いものと、弱いもの。
その立場が交互に変わっていきます。
そして、ラスト。
最後に驚きました。
ぜひ読んで、この気持ちを感じてください。
kindleから、冒頭の数ページ試し読みできます。
↓↓↓
(2024/10/10 11:29:16時点 Amazon調べ-詳細)
メルカリにもありますが、ちょっと高くなってます!
→メルカリで見る