警部補ダイマジン8巻です。
7巻では、秘密結社44の目的が、総理暗殺であることが分ります。
阻止するために動く特命班。
暗殺の日時と場所をつかみ、暗殺の実行犯の阻止に向かったところ、捕まったのは台場だった・・・
というところで終わりました。
警部補ダイマジン7巻のあらすじはこちらから

総理暗殺容疑で捕まった台場、そして、台場と同じような男が登場します。
「警部補ダイマジン」8巻のあらすじ
山下総理暗殺容疑で捕まった台場。
総理暗殺犯を捕まえるために動いてた台場ですが、44の方が上手でした。
福岡県警(公安)に捕まった台場
公安は、台場の容疑を固めるため、搦手(からめて)を使って、立件しようとします。
公安は、賀来警部、平安管理官、そして特命を攻める作戦に出ます。
落ちない台場。
福岡県警から逃亡することになった台場。
そこで、第2の総理暗殺未遂事件が起きて・・・
舞台は変わって、大手広告代理店帝国ADの社員が、弱小ネットメディアを訪ねます。
総理暗殺未遂事件の配信中止の件で・・・
「警部補ダイマジン」8巻の見どころ
警部補ダイマジン8巻の見どころは、搦手、第2の台場、そして、今の日本に近い44および自国党の目的です。
搦手(からめて)
総理暗殺容疑で捕まった台場を立件するために、公安が行ったことが搦手です。
公安も、真犯人が台場でないことは分かっています。
ただ、44の希望で、台場を立件しないといけません。
そのため、強引な方法、搦手を使います。
公安が行ったことは、共犯容疑で賀来警部の逮捕、特命班への家宅捜索、平安管理官の取り調べです。
それでも落ちない台場に、44からの指示が・・・
総理暗殺犯は、逃亡犯でなくてはならない・・・
ただ、逃げた台場が裏をかきます。
そこは、漫画をご覧ください。
第2の台場、雑賀壮(さいかそう)
大手広告代理店帝国ADの社員雑賀壮がネットメディアを訪れます。
総理暗殺未遂事件の配信中止の提案です。
自国党は、大手広告代理店を使い、世論を調査、ネガティブな情報に圧力をかけている噂があるのです。
雑賀壮は、警察からの出向している帝国ADの情報処置課。
彼は、配信中止をする代わりに、アイドルの乱交パーティー、俳優の薬物情報などのスキャンダル情報を提案。
さらに、一億円の額を用意します。
しかし、ネットメディアはそれ拒否。
そこで、雑賀壮は処置をするわけです。
1巻で台場がやったように・・・
ただ、彼は、帝国ADの言いなりではありません。
結社(44)との関係も匂わせます。
そして、最後に、ダイマジンと会います。
44および自国党の目的
今回、44はそれほどちゃんと出てきません。
占部が清家さんにつきまとう場面はありますが、それだけ・・・
ただ、44や自国党の目的は明らかになります。
まずは、土日の老人
次期総理大臣には、現政権に近いもので間違いない
それは官房長官。
ただ、普通に禅譲すると、マスコミに、総理の地位を私物化していると叩かれる。
だが、危機的状況なら・・・
次は、酒井元総理
44の本当の目的は、四権併合。
立法、行政、日銀のほか、司法を併合。
そして、組織に少しずつ近い人物を総理にし、最終的には組織の生え抜きの人物を総理にする。
彼らの本当の目的は、日本人の完全管理。
日本人を最強にするためには、世界を敵に回してもかまわないと国民を洗脳すること!
フィクションな作りですが、そうなのかも・・・と思いますよね
「警部補ダイマジン」の8巻の感想
第2の台場が登場!ってところが、最初に気になったところでしたが、メインは、公安と台場の頭脳戦でした。
公安は、特命班を人質に取り、逮捕しやすい状況を作って、台場をはめようとしますが、台場が一枚上手でした。
ドラマとかでやるとかなり楽しくなるシーン。
実写ドラマでやってほしいですね。
あと、44と自国党の目的がやばいですね。
ただ、政治が世論の圧力で何もできなくなっている状況を見ると、独裁的なリーダーにまかせるしかないのでは?と思うのも事実。
44の意見も正しいかもと思う怖い感じです。
最後に、台場と雑賀壮が出会いました。
雑賀壮の目的が何なのか、善なのか悪なのか、気になるところです。
警部補ダイマジン9巻は、2021年6月発売予定
続きが気になる警部補ダイマジン9巻ですが、発売日は2021年6月発売予定です。
ラストには、
台場と平安は44と帝国ADの癒着の目的を知るべく動くが
なんと44はその殺人警部補に抹殺指令を発信!!
広告代理店を使ってしかできない
44の想像を絶する巧妙な計画は、
たとえれば一滴の油をたらすことだった・・・
一滴の油をたらすことが何か気になりますね。
