6巻の最後では、特命の仲間である牡丹警部が殺害されます。
牡丹警部と最後に会ったのは、平安管理官。
牡丹警部は、平安管理官に「裏切り者はあなたです」と告げていました。
ちなみに6巻までのあらすじは、こちら
![](https://odedanks.net/wp-content/uploads/2020/11/daimajin6-320x180.jpg)
牡丹警部を殺したのは誰か、そして、7巻では、秘密結社44の新たな陰謀が明らかになります。
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「警部補ダイマジン」7巻のあらすじ
殺された牡丹警部。
牡丹警部は、内閣特務室の黒幕「土日の老人」の指示により、実行されていました。
台場と平安は、一計を案じ、清家管理官に実行犯をおびき出してもらいます。
台場は、実行犯を捕らえ、傷の残らない形で拷問。
秘密結社44の新たな陰謀を聞きます。
その陰謀は、現役の内閣総理大臣の暗殺。
暗殺を阻止するため、実行犯を二重スパイに仕立て、暗殺の実行犯を探すことになります。
CD-Rを持つ梶山を張る賀来警部。
なぜか豪邸に住む梶山を見つけたところに現れたのは、44の殺し屋。
駆け付けた台場が梶山を救い、殺し屋を始末します。
二重スパイから内閣総理大臣の暗殺の実行犯を特定、場所も福岡と知り、暗殺の場所に乗り込む台場。
しかし、それは仕組まれた罠で・・・
「警部補ダイマジン」7巻の見どころ
警部補ダイマジン7巻の見どころは、牡丹警部殺害の実行犯、44の新たな陰謀、そして、二重三重に張り巡らされた罠です。
牡丹警部殺害の実行犯は
特命の情報を44に流していた牡丹警部。
牡丹警部を操り、殺害した実行犯は、公安の百鬼(なぎり)理事官でした。
平安管理官が裏切り者と言われた理由は、百鬼からの指示。
百鬼に従っていた牡丹警部にとっては、特命の行動は裏切り。
平安管理官は、それを理解し、牡丹警部を二重スパイに仕立てたものの、口封じのため百鬼に殺害されたのです。
44の新たな陰謀は、内閣総理大臣暗殺
内閣特務室の黒幕の「土日の老人」。
山下総理が、検察官の定年延長や、総理を見る会での失態で、人気が落ちたのを感じ、現与党の人気回復のため、奥の手を使おうと考えます。
それは、「内閣総理大臣暗殺」。
総理が死ぬと次の選挙で与党は圧勝するという歴史に倣って、総理に最後の花道を用意しようと考えたようです。
ちなみに、現実に在職中に死亡したのは大平正芳首相。
1980年5月の衆参同日選挙期間中に心筋梗塞で死去、その後の選挙で、511議席中284議席と自民党は大勝しました。
二重三重に張り巡らされた罠
百鬼を二重スパイに仕立て上げた台場。
ちなみに、傷のつかない拷問のくだりはなかなかです。
ああいうことって実際にあるんでしょうか・・・
梶山を助け、総理暗殺の実行犯を割り出しに成功し、万全の体制で総理の前に立ったものの、罠にはまります。
思う通りに進んでいると思っていたことがすべて仕組まれていた・・・
そんな感じですね。
「警部補ダイマジン」7巻の感想
7巻は、ストーリーが複雑で何回か読みなおしました。
複雑ですが、重厚で、現実の話と被るところもあり、ゾクっとしますね。
裏で操っていたのは、土日の老人「穴水」。
44でもなく、総理大臣すらコマにする彼。
内閣特務室の黒幕ということになっていますが、その上には誰かいるのでしょうか?
今回は、占部と特命班が対峙することはありませんでしたが、清家さんと占部の間では、話が進んでいます。
大手広告代理店が中抜きしたお金で運営する会員制クラブでの会話などは、リアリティがあります。
総理を操るキングメーカーの話は良くありますが、ああいう形で決められているとびっくりです。
しかも二世三世の議員の質が悪い・・・
また、良い大学を出ても、大手人材派遣会社の差し金で契約社員となり、正社員の半分の給料で働かされ、暗殺の実行犯となる話など、作者はダイマジンを書きながら、伝えたいことがあるんだろうと思います。
大手派遣会社キャララってどこがモデルなんでしょうね?
大人のマンガですね。
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警部補ダイマジンの8巻は、2021年3月29日発売しました。
続きが気になる警部補ダイマジン8巻ですが、発売日は2021年3月29日発売中。
次の予告はこんな感じ
信念のためなら殺人をいとわぬ謎の警部補!!
もうひとりの台場登場!!
気になる方はこちら
![警部補ダイマジン8巻の感想](https://odedanks.net/wp-content/uploads/2021/04/daimajin8-320x180.jpg)