NECから新しいWi-fi6対応ルーターのAterm WX3600HPが発売されました。
AtermシリーズのWi-fi6ルーターには、WX6000HP、WX3000HPがありましたが、WX3600HPはその中間のミドルレンジになります。
最高速度は、WX6000HPに劣りますが、価格が16000円あたりとコストパフォーマンスの良いモデルです。
Aterm WX3600HPの基本性能
まずは基本性能です。
Wi-fi6(11ax)の速度は、4ストリームのアンテナが4X4、5Ghzで2402Mbps、2.4Ghzで1147Mbps。
5Ghzのチャンネル幅は、160Mhzとオクタチャンネルにも対応しています。
有線LANは、WANが2.5Gで、他に1GのLANポートが4つの合計5ポート。
IPV6は、transix、v6プラス、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクトのすべてに対応しています。
WANが2.5Gなので、10ギガなどの高速の光回線はパワー不足です、ただ、1ギガまでの回線なら充分のスピードです。
無線 5Ghz | 11ax 2402Mbps 11ac 1733Mbps 11n 800Mbps 11a 54Mbps |
---|---|
無線 2.4Ghz | 11ax 1147Mbps 11n 800Mbps 11g 54Mbps 11b 11Mbps |
有線LAN | WAN 2.5GbpsX1 LAN 1GbpsX4 |
チャンネル幅 | 160Mhz(オクタチャンネル)対応 |
CPU | クアッドコア2.2Ghz |
暗号化 | WPA3対応 |
対応技術 | OFDM、MU-MIMO、ビームフォーミング、オートチャンネルセレクト、バンドステアリング、QoS |
IPV6対応 | transix、v6プラス、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクト |
サイズ | 51.5(W)X215(D)X200(H) |
重量 | 約0.8kg |
消費電力 | 22W(最大) |
公式サイト | https://www.aterm.jp/product/atermstation/product/warpstar/wx3600hp/ |
無線LAN中継機能がある
WX3000HPと同様に、WX3600HPにも無線LAN中継機能があります。
すでにWX6000HPを無線LANの親機として使用しているなら、同じNECのルーターを中継器として使いたいところ。WX3600HPは、無線LAN中継器として使えます。
Wi-fi6対応の無線LAN中継器は、いくつか発売されていますが、最速のTP-linkのRE605Xで、5Ghzが1200Mbps、2.4Ghzが575Mbps。
速度は、WX3600HPの方が断然速いですね。
ほかのAtermシリーズとの比較
NECのWi-fi6ルーターは、WX6000HP、WX3600HP、WX3000HPと3機種発売されています。
速度、有線LANおよび価格の比較表を作りました。
価格は、2021/6/7現在のamazon調べです。
11axの速度 | 有線LAN | |
---|---|---|
WX6000HP \25,710 |
5G・4804M 2.4G・1147M |
WAN 10G LAN 1GX4 |
WX3600HP \16,499 ※中継機能あり |
5G・2402M 2.4G・1147M |
WAN 2.5G LAN 1GX4 |
WX3000HP \13,838 ※中継機能あり |
5G・2402M 2.4G・574M |
WAN 1G LAN 1GX4 |
WX3600HPは、Atermシリーズではミドルレンジの機種になります。
単体で導入するなら、光回線の1ギガコースなどの無線LANにぴったりの製品です。
光回線の5ギガ以上のコースでは、有線LANが2.5Gbpsで、スペックが足りないので、WX6000HPを選ぶべきです。
Buffalo、TP-linkなど他社製品との比較
Buffalo、TP-linkなどの他社製品との比較表を作りました。
4ストリーム5Ghzで2402Mbpsの製品での比較です。
11axの速度 | 有線LAN | |
---|---|---|
iodata WN-DAX3600XR \23,380 ※中継機能あり |
5G・2402M 2.4G・1147M |
WAN 10G LAN 1GX4 |
Buffalo WSR-3200AX \11,313 ※中継機能あり |
5G・2401M 2.4G・800M |
WAN 1G LAN 1GX4 |
tp-link AX50 \10,466 |
5G・2402M 2.4G・574M |
WAN 1G LAN 1GX4 |
WX3600HPは、新製品ということもあり、buffalo、tp-linkの製品と比べて、2.4Ghz帯とWANの速度が速い分、高性能です。
iodataの製品は、WANが10G対応で高性能ですが、価格の差がかなりあります。
ミドルレンジクラスの高性能wi-fi6ルーターを選ぶなら、新しい分WX3600HPが有利です。
まとめ:光回線1ギガコースクラスの無線LANにぴったり
WX3600HPの基本性能と他のルーターとの比較を中心に紹介しました。
2021/6月発売の新製品ということもあり、同じクラスのルーターの中では、高性能で価格も抑えられています。
テレワークなどで光回線を導入している人も多いと思います。
10ギガなどの超高速の光回線では、スペックが足りませんが、1ギガコース程度の高速の光回線なら、ぴったりの無線LANルーターです。
wi-fi6は、iphone11以降の商品のほか、最近発売のノートPCで、当たり前のように導入されています。
wi-fi6の無線LANルーターを買うなら、ちょうどよい製品です。