月刊少年マガジンで連載中の野球漫画が、ドラハチです。
高卒ドラフト8位のルーキーが入団1年目でシーズンMVPを目指すストーリー。
それも、入ったのは、万年最下位の球団。
野球を知っている人なら理解できる無理な状況。
そんな状況に、野球センスだけで挑みます。
ドラハチのあらすじ
主人公は、高卒ルーキーの黒金八郎です。
ドラフト8位で入団したカーボンズの会見で、ぶち上げます。
「僕は来年シーズンMVPになります」
普通に考えれば、無理な話。
けど、彼には理由がありました。
それは、幼馴染の土門鈴と結婚すること。
鈴は、カーボンズの名選手だった土門大也の娘。
しかも、高校生にして起業し成功している天才女子高生社長。
彼女が出した結婚の条件が、入団1年目でカーボンズの優勝とシーズンMVPを取ること。
ほぼほぼ無理なこの条件に、八郎が挑みます。
ドラハチの感想
無理な条件をくつがえす
ドラハチのみどころは、無理な条件をくつがえすことです。
野球を知っている人なら分かります。
高卒ドラフト8位のルーキー、それも捕手が、シーズンMVPを目指すことが無理なことが・・・。
ドラフト8位の時点で、期待されてはいません。
それに捕手と言うポジション。
捕手は、受けるピッチャーの配球、相手をする他球団のバッターのクセなどをすべて把握しないと務まりません。
時間がかかるポジションです。
高卒では開幕スタメンも難しい状況。
高校時代にホームランを量産したとかの肩書があれば、別ですが、八郎には何もありません。
ちなみに八郎もそれを分かっています。
それでも八郎はやります。
記者会見で、シーズンMVPになると発表して、アナウンサーは言いました。
イチローでも3年目の受賞で、前例がないと・・・。
でも、八郎は言います。
「球速160km」「二刀流」
プロ野球では前例がないことが次々と現実になっています。
「前例がない」は「できない」ではないんですよ
入った球団は、万年最下位のカーボンズ
八郎が入った球団はカーボンズ。
5年連続ぶっちぎりの最下位で、FAで良い選手はどんどん抜けて、誰も行きたくない球団です。
でも、カーボンズにも黄金時代がありました。
それが、八郎が結婚したい鈴のお義父さん、土門大也がいたころです。
漫画では、万年最下位だからこその現実もあります。
鈴は、強かったカーボンズが見たいと、自分の夢を八郎との結婚の条件にしました。
ちなみにシーズンMVPは、記者投票。
ほぼ優勝チームから選ばれます。
カーボンズから選ばれる可能性は、かなり低いです。
一番弱いチームの一番下位のドラハチの選手である八郎が、シーズンMVPという一番トップの評価を狙う。
プロ野球で一番評価の低い選手が、一番高い評価を得ることができるのか!
そこがポイントです。
野球センスで戦う
すごいことを成し遂げようとする黒金八郎ですが、才能がある選手には見えません。
身長174cm、体重68kg。
プロ野球として、普通以下の体形。
高校時代に、甲子園に出たわけでもありません。
そんな八郎の唯一の長所は、野球センスです。
試合でも発揮されますが、面白いのは、試合以外でも発揮されることです。
例えば、二軍キャンプの初日に行われることを知っていて・・・
新人ドラハチ捕手が開幕スタメンを勝ち取るには・・・など。
頭一つで戦う八郎が良いです。
野球を知っていればいるほど、八郎の考え方が面白いです。
まとめ※ワクワクするストーリー
ドラハチですが、とにかくワクワクします。
表紙にも出てくる眼鏡もしてる普通の高卒ルーキーですが、やることはとても大胆。
ちなみに、幼馴染との結婚の件ですが、5歳の時に、「お父さんみたいなプロ野球選手と結婚したい」と言われたから、プロ野球選手になり、鈴に言う前に、義父の大也に娘さんをくださいと言いにいってます。
八郎は、何するかわからない主人公。
でも、結構しっかりしてる面白さがあります。
連載も読んでいますが、開幕直前まで来ています。
万年最下位のカーボンズなので、チームメイトも曲者揃い。
でも、それを八郎は、うまく従えていきます。
プロ野球界の一番下の選手が、一番高い評価を得ることができるのか!
そこに期待です。
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