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警部補ダイマジン11巻の感想※暗殺を阻止する台場に突きつけられる不都合な真実

警部補ダイマジン11巻の感想

警部補ダイマジン11巻です。

10巻では、44の本当の目的である「日本の真の独立」のために、山下前総理の暗殺が再び行われることが明らかになりました。

暗殺が行われる場所は、飛行機の中。

アジアの大国が何度かちょっかいをかける日本の固有の領土のあの諸島から、もしミサイルが撃ち込まれ、そのミサイルがアジアの大国製だったら、どうなるのか?

44の作戦を阻止するため、台場が動きます。

ただ、その台場の動きが、もっと深刻な事態を巻き起こすことになるのです。

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警部補ダイマジン11巻のあらすじ

警部補ダイマジン11巻

山下前総理が乗る台湾行きの飛行機を撃墜するため、日本固有の諸島に、テロリストを送る秘密結社44。

44に雇われたのは、アジアの大国出身で、日本で外国人技能実習生として働くチェン。

彼を止めるため、台場は単身、島に乗り込みます。

暗殺を阻止したと思われた台場ですが、台湾で会った人物から、暗殺を止めるべきではなかったと不都合な真実を突きつけられます。

警部補ダイマジン11巻の感想

チェン vs 台場。チェンにも不都合な過去が・・・

山下前総理にミサイルを撃ち込もうと、例の島に渡ったチェン。

台場は、チェンを止めるため、単身、島に向かいます。

ミッションの一時間前・・・。

台場が取った作戦は、話し合いでした。

外国人技能実習生として働き、ブラックな労働環境で虐げられた暮らしをしていたチェン。

日本を恨むには十分な理由があります。

ただ、軍人としてエリートのはずの彼が、日本に出稼ぎに来ないといけなかったのにも理由がありました。

それは、アジアの大国の差別的な制度でした。

某大国では、戸籍により、全てが変わりました。

農村戸籍者のチェンは、大学を出て、エリート軍人でしたが、都市戸籍の階級と、区別した生活を強いられていました。

戸籍の違いで9つの壁がありました。

アパルトヘイト的な政策でのつらい生活で、出稼ぎするしかなかったチェン。

日本での差別的な労働環境、本国での差別的な生活。

チェンが最後に決断したことは・・・。

という話です。

経済的にも大国となった某国に、このような問題があるとは思いもよりませんでした。

そして、作り話はでなく、実際にこのような状況のようです。
→wikiで農村戸籍について

経済成長で、豊かなイメージがありますが、9億人の農村戸籍者が4億人の都市戸籍者の奴隷となって働いている現状のようです。

是正はされているようですが・・・

秘密結社44のトップ「先駆者」

秘密結社44のトップを探すため、台場、平安、雑賀が、それぞれ動きます。

雑賀は、帝国ADに巣食うナンバー2の存在を探すため、警察庁OBの宍戸晶をつけます。

宍戸は、女性職員を頻繁に食事に誘うなどモテそうなイメージの派手なおじさん。

女性問題で辞めた過去もあります。

ただ、帝国ADには、44を阻止するための存在、横8の出向者も存在しています。

44か横8か探る中、意外な人物が浮上します。

平安は、帝国ADの日下に宍戸の正体を聞きます。

日下は、自称横8。

しつこく聞く平安に、日下は、

「私から情報を引き出すのはもう最後、元官房参事官になんだその顔は」

と怒ります。

彼のせいで、平安は死にかけた平安は言います。

「あなたは私の命を弄んだんですよ」

「じゃあその償いに一生奴隷だろう」

「聞かれた時はね。一生私に情報を流すんですぅ!」

台場は、台湾で山下前総理に会います。

暗殺のターゲットとして、台場は台湾へ行くことを再三止めていました。

しかし、山下は、自分の総理時代に犯した罪から世間の目を背けるため、悲劇のヒーローになることを選び台湾行きを決意していました。

暗殺を阻止するために何度も死にかけ、腹を立てた台場は、山下に言います。

「一生、俺の奴隷だ」

共に奴隷を作った平安と台場。

台場の奴隷の山下から、別れ際にもらった情報が、44のトップが「先駆者」と呼ばれていることでした。

平安、台場、雑賀の三人がそれぞれ、真実に近づく様が面白いです。

台湾で出会った老人から聞く不都合な真実

台湾で山下の代わりに会う事になった人物は、裏社会の顔役。

2400年前からある秘密結社「青の結社」に所属する「青の者」という老人。

彼から聞くのは、不都合な真実。

山下総理の暗殺を阻止するべきではなかったこと。

某大国との戦争は避けられないということでした。

青の者という秘密結社の話が出てきますが、モチーフは、世界最古の秘密結社の「青幇(チンパン)」のことのようです。

青幇は、元々は水運業ギルドだったようですが、一部が清の時代に、アヘンを資金源に中国全土の取引を支配するほどの中国の暗黒面を代表する秘密結社となったようです。

幇規として、墨子思想につながる十戒があり、第二次世界大戦後は台湾に渡り、今でも存在しているそうです。
蒋介石も青幇の一員だったそうです。
→青幇をwikiで

ちなみに墨子は、中国の科学技術史の先駆者と言われているそうです。

何か、関係があるのでしょうか?

まとめ:ダイマジンが想定する最悪のケース

警部補ダイマジンで想定されるのは、大国同士の戦争で、それに日本が巻き込まれると言う最悪のケースです。

某大国が台湾を、そして日本に攻めてくるのでは?という情報は、現実に噂レベルで言われること。

そこをついてくるのは、ダイマジンらしい論法です。

アメリカに頼れば良いじゃない?とみんな言いますが、そうならないケースがあれば?という怖い想定です。

日本の真の独立を考えると、44の考え方があってるのではと思ってしまいます。

そこも含めて、警部補ダイマジンは面白く、そして、ちょっと怖いですね。

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