8月31日のロングサマーのあらすじと登場人物と感想※甘酸っぱい青春タイムループラブコメ

モーニングで連載中のラブコメ漫画が8月31日のロングサマーです。

メインの登場人物は、男子高に通う鈴木君と、高校生女子の高木さん。

この漫画は、8月31日を繰り返すことになった彼らが恋に対峙する、青春タイムループコメディ。

カップルになりそうでならない二人の距離感がとても青春で懐かしく、面白い漫画です。

8月31日のロングサマーのあらすじ

今日もしてるねループ
ああ、今日も8月31日だ

こんなセリフで始まります。

鈴木君と高木さん、8月31日を繰り返すようになって、一か月。

夜中の24時に、二人の意識以外のすべてが1日前に戻ってしまいます。

そんな中、鈴木君は、ループに抜け出す方法に気づきます。

ループの原因は、自分の未練だと言う事を・・・。

そして、その未練とは、

彼女を作って、童貞を捨てる・・・

そして、その相手をしてくれる唯一の女性は、高木さんだと・・・

恋に真正面から向き合う8月31日がまた始まります。

8月31日のロングサマーの登場人物

8月31日のロングサマーは、ほぼ鈴木くんと高木さんのみ。
時々、鈴木君の男子校の友達が登場します。

鈴木くん

本名は鈴木鷹也。
男子校の北栄高校に通う高校2年生。
高2の夏のToDoは、彼女を作って、童貞を捨てること。
童貞を捨てたいが、女の子の気持ちが分からない。
東大を狙ってたり、柔道が県で3位だったり、意外と高スペック

高木さん

本名は高木佳夏。
鈴木くんと同じ、高校2年生の女子。
ダンス部。
処女ではない。

赤羽根くん

鈴木君の友達。
リーゼント。

宇田くん

鈴木君の友達。
彼女がいる。

8月31日のロングサマーの感想

タイムループ×ラブコメ。だからこそ楽しく、切ない

一番のポイントは、タイムループです。

8月31日のロングサマーは、毎回8月31日24時ちょうどに、また、8月31日に戻ります。

だからこそ、鈴木くんと高木さんは、毎回、楽しい一日を過ごすことができます。

毎話の扉絵も同じ構図で、服装だけが違う感じ。

好意を持つ相手と毎日、デートをしている感じなのは、とても良いです。

ただ、だからこそ、切ないこともあります。

たとえば、告白をしたラインが残らなかったり、伝えたかったことを伝えられないまま、ループしてしまったり。

タイムループに、心をとても揺さぶられますね。

鈴木くんがとても男子高生

この漫画の面白いところは、鈴木君がとても男子高生なところです。

わたしも男子校出身なので、気持ちがとても分かります。

鈴木くんは、女の子の気持ちを分からな過ぎて、変な行動をとります。

たとえば、女性に好かれるには、優しくすることだと考えて、待ちゆく女性を強い日差しから守るため、横に立って日傘を差して怖がられたり、高木さんがこれまで体に21回触れてきたので、好き同士だと思ったり・・・

また、友達の赤羽根君との会話も、男子校っぽいです。

とくに、おうちデートはデートの最上位種の話は、最高ですね。

鈴木くんが高木さんのことを真っすぐ好き

男子校をこじらせている鈴木くんですが、高木さんを好きという気持ちは真っすぐ。

とても青春っぽくて、良いです。

真っすぐなので、歯の浮くようなセリフもちゃんと言えます。

たとえば、ファミレスでパフェがかかりそうになるカップルを守った理由を、高木さんに聞かれたとき。

8月31日のデートがなくなるなんて悲しいだろ
デートじゃなくても僕は君といるだけで
嬉しさが止まらないぐらいなのに

と言ったり・・・。

鈴木くんの真っすぐな気持ちは、忘れていた高校生のときの淡い気持ちを思い出させてくれます。

高木さんが、男子高生にとって理想的

とてもかわいい高木さん。

ちょっとお姉さんなところ・性格、そして、鈴木くんの相手をちゃんとしてくれるところが良いです。

露骨に童貞を捨てることを求める鈴木くんに対しては、ちゃんと拒否します。

でも、真っすぐ好きと言ったり、かわいいと褒めてくる鈴木くんには、ちゃんと好意も見せます。

ただ、キスとか、最後の一線は超えさせてくれないんですよね。

そこもラブコメ的には、理想的です。

ループを脱出するための考察：ループの強制力がカギかも・・・

タイムループものなので、ゴールはループの脱出です。

1巻だけでなく、モーニングの連載で全部読んでいるので、少しネタバレします。

第2話 パフェを頼む8月31日で、カップルの女性にパフェがかかるのを阻止したら、高木さんにかかってしまうシーンがありました。

鈴木くんは、これをループの強制力だと言います。

話が進むと、ループの強制力が不思議な現象を起こします。

そう考えると、本来は、決まっていた8月31日の結果を、鈴木くんか、高木さんのどちらかが阻止しようとしているのでは？という気もします。

たぶん、ループ脱出のカギは、鈴木くんが童貞を捨てることではないような気がします。

まとめ：高校時代の夏休み最後の日を思いださせてくれる

8月31日のロングサマーは、鈴木くんのクサいセリフなんかがとても面白いラブコメです。

でも、良いところは、甘酸っぱい青春の香りがするところです。

この漫画を読んで、初めて付き合った恋人との夏休み最後の日のことを思い出しました。

鈴木くんと同じ男子高だったので、鈴木くんの気持ちや行動がすごく分かります。

わたしも高木さんのように可愛くて、優しく、ちょっとお姉さんの彼女と楽しく過ごしました。

帯にもありますが、終わらせたいような、終わらせたくないような、好きな人と過ごす8月31日が、とても良いです。

ループの脱出が、鈴木くんと高木さんの目標なのかもしれません。

でも、この漫画のファンとしては、8月31日を終わらせてほしくはないですね。

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