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司法書士や税理士に頼まないで遺産相続をする条件とは

わたしの母がなくなって、遺産の手続きをすることになりました。
母は、家の土地を含めて、ある程度の財産を残してくれました。

普通であれば、司法書士、税理士といった相続関係のプロにまかせるところですが、
わたしが以前、税理士を目指していたこと、某銀行から聞いた手数料が非常に高額だったこともあり、自分で処理を行いました。

いろいろ大変なこともありましたが、遺産相続の流れを理解すれば、相続の手続きは可能です。

ただ、司法書士や税理士に頼まないで遺産相続をする方法と書きましたが、すべての人が頼まないでできるとは思いません。
家族のみで遺産相続の手続きを行う場合の条件を3つまとめました。

司法書士や税理士に頼まないで遺産相続をする条件① 相続税がかからない

相続税は、「基礎控除額3000万円+600万円X法定相続人」を超えると、相続税を払わないといけません。
遺産相続の財産が、上記の式の金額を超えるか、それに近い場合は、税理士に頼んで相続税の手続きをしてもらう必要があります。

相続税の手続きも自分で行うことは可能だと思いますが、書類がかなり複雑になります。
相続税をかからなくするテクニック的なことも税理士は持っているので、
相続税の対象に近ければ、そのノウハウ料も含めて、税理士に相談すべきです。

ただ、計算して、相続税を払う金額よりも相続する財産の総額が低ければ、自分で遺産相続することが可能です。

参考:相続税の計算|国税庁

司法書士や税理士に頼まないで遺産相続をする条件② 不動産の相続がないか、不動産を分割して相続しない

不動産を相続する場合、相続登記が必要ですし、実際の価格を調べるには、土地家屋調査士などに依頼しないといけません。

ざっくりとした不動産の相続税の評価額は、土地は「路線価X土地の面積」、建物は「固定資産税評価額」で調べることができます。

ただ、実際の価格は、土地であれば、道路に面しているか面していないか?三角やいびつな土地の形ではないか?など、補正がかかります。
本当の価格を知りたいケースであれば、専門家に依頼するしかありません。

例えば、不動産の価格がかなり高い場合は、相続税を払うか払わないかが、不動産の価格で決定されることになります。
土地について、路線価X土地の面積で計算すると、相続税を支払うケースでも、土地の形状などの補正がかかり、専門家が調べると、相続税を払わなくていいケースも出てきます。

別のケースでは、不動産を分割して相続するもしくは、不動産を相続しない場合に代償して現金で支払うなどのケースでは、実際の価格を調べないと、財産を分ける場合に揉める原因になるので、専門家の調査が必要になります。

ただ、不動産を相続しない、不動産を相続しても高くない、不動産を一人の相続人が単独で相続する場合には、家族で遺産相続の手続きが可能になります。

司法書士や税理士に頼まないで遺産相続をする条件③ 遺産相続でもめない

これが一番大事なことかもしれません。
遺産相続で、家族・兄弟・夫婦でもめるのであれば、税理士なり司法書士なり、第三者が入るべきです。

わたしの家族は、父が高齢で、私と妹の3人で母の財産の相続で、
父がなくなった時から、土地は家に住んでいるから父のものにし、残りの財産を3等分することに了承したので、
もめませんでした。

遺産相続はどんな家でもめると言いますが、相続する人数が少なかったり、家族の仲が良好であれば、もめずに、協力して相続の手続きができると思います。

その他

ほかにも、相続人同士が住んでいる距離が近い、相続の手続きを行う時間的余裕があるなども条件かもしれません。

ただ、相続手続きについては、良心的なサービスもありますが、わたしの父のところに来た銀行は、手数料として最低100万円という金額を言ってくるなど、取るところはかなり取ります。

わたしが、自分で相続の処理をしようと思ったのもそれが理由です。